歯科では顎関節症の治療でどんなことをするのか

口を開けようとするとあごの関節がぽきぽきと音がしたなら顎関節症を疑った方がいいかもしれません。あごの関節に炎症が起こって、激痛が走ったり、口を満足に開けられなくなってしまう他、不眠やめまいなどの全身に症状が出ることも多いのが特徴です。原因がわからない不調は、もしかしたら顎関節症が潜んでいるかもしれないんですね。それでは、歯科ではどのような治療が行われているのでしょうか。

よく知られているものではマウスピース療法や顎関節を直接手術する方法があります。初期段階で、関節に軽い炎症が起こっているだけなら鎮痛剤の投与だけで完治することもありますから、違和感を感じたらすぐに診察してもらいましょう。歯科では、関節をメインに治療するかや、歯をメインに治療するかなどで治療法が全く別物になります。もし、歯をメインに治療する場合はリシェービング治療と呼ばれる方法が用いられます。

歯を削るなどして加工することで噛み合わせの悪さを治して症状をなくすというものです。関節に原因がある場合は手術で関節液を抜き取ってあげます。最も、手術まで行くのは最後の手段という意味合いが強く、一部の患者に限られることとなります。そこまでしなくても、歯科で作成したマウスピースを就寝前にはめて過ごすだけでも大きな効果があります。

慣れるまでは違和感を感じますが、歯を削ることもなく、関節を手術することもない保存療法であるというメリットもありますね。

Be the first to comment

Leave a Reply

Your email address will not be published.


*