インプラントと入れ歯の違い

最近の歯科治療に興味がある人なら、8020運動というのを聞いたことがあるかもしれません。これは平均寿命が約80歳と言われる時代、80歳の時点で20本の歯が残ってることを目標にしようというものです。しかし世界最高クラスの長寿国になったにもかかわらず、実際の歯の寿命は人生の半分ほどまでしかないのです。80歳になった時点で10本歯が残っていれば良いのが現状であり、多くの人は失われてしまった歯に対して入れ歯や差し歯、インプラントの選択を迫られます。

すると多くのご年配の方はインプラントという新しい治療に疑念を抱き、従来からある入れ歯や差し歯の治療の方が安いし安全だということでインプラントを敬遠することがあります。しかし入れ歯や差し歯は歯を失った後の食事には不便と不満がつきものとなっているのが現状です。一般的に健康な歯ならおよそ40から50kgを噛む力があるところ、総入れ歯にしてしまうと15kgまで減ってしまいます。また毎日使い続けているうちに歯茎が変形し、顎の骨にも影響が出て、安定感が悪くなり頭痛や肩凝りまで出てくると言います。

その点インプラントにすれば噛む力は以前の歯と変わらないので何でも食べることができ、入れ歯や差し歯に必要なメンテナンスも安定剤も不要でとても快適に過ごすことができます。デメリットとすればインプラントは保険がきかず高額なこと、時間がかかる施術でもあるので、事前に治療の経過や一時処置後の対応、ケアなどについて十分説明を受けることが大切です。

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